
概要
【この本の内容】 デジタルデータは「21世紀の石油」とも言われ、いまや膨大なデータが国境を越えて流れている。しかしデータプライバシーに関する規制は国単位で行われているのが実態だ。本書は、個人データの移転をめぐって繰り広げられた政府間交渉を分析し、規制の国際政治を解明するものである。新型コロナ対策とデータプライバシーの相克を論じた補論つき。 【目次】 まえがき 序章 越境データとプライバシーをめぐる「規制の政治」 1 越境データとプライバシー 2 越境データとプライバシーをめぐる「規制の争い」 3 データプライバシーと他の政策目標の衝突 4 本書の構成 第1章 商用データの移転をめぐる米EU摩擦 1 問題の始まり 2 セーフハーバー・アレンジメント 3 セーフハーバーからプライバシーシールドへ 4 プライバシーシールド・フレームワーク 5 一般データ保護規則(GDPR) 6 再度の逆転 7 結び 第2章 航空旅客データの移転をめぐる米EU摩擦 1 問題の始まり 2 第一次PNR協定 3 第二次、第三次PNR協定 4 第四次PNR協定 5 PNR協定をめぐる動向 6 第二世代のPNR協定 7 結び 第3章 金融取引データの移転をめぐる米EU摩擦 1 問題の始まり 2 「書簡の交換」による「違法状態」の解消 3 第一次TFTP協定 4 第二次TFTP協定 5 TFTP協定締結後の動向 6 結び 第4章 FTA/EPAとデータプライバシー 1 FTA/EPAとデータプライバシー 2 TPP協定とデータプライバシー 3 TTIP交渉とデータプライバシー 4 結び 終章 越境データとプライバシーをめぐる「規制の政治」の展開 あとがき 参考文献 索 引