医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略

三好 貴之、細川 寛将

ロギカ書房 ・ 2019年10月

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概要

医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略 ~未来は、自分で切り拓く~ もっと自分らしく仕事をしたい! キャリアの大変革期‼ 医療・介護職に必要なキャリアの描き方がここにある ◎著者プロフィール 〇三好 貴之  株式会社メディックプランニング代表取締役 一般社団法人Medi-care Management協会代表理事 経営コンサルタント/作業療法士/経営学修二(MBA) 佛教大学、日本福祉大学、岡山大学大学院卒。専門は、病院・介護施設におけるリハビリテーション機能強化による経営戦略立案で、全国多数の病院・介護施設のコンサルティングを実践中。特に近年は、リハビリテーション機能を強化したなかでの地域包括ケアモデルを提唱し、年間2千名を超える医師・看護師・リハビリ職・介護職など病院・介護施設の管理者へのマネジメントやリーダーシップに対する指導とアドバイスも行っている。著書に「マンガでわかる介護リーダーのしごと」(中央法規出版)、「医療機関・介護施設リハビリ部門管理者のための実践テキスト」(ロギカ書房)、他雑誌の特集、連載記事多数。 オンラインサロン「メディカルキャリアカレッジ」主宰 〇細川 寛将 作業療法士/保健学修士 認知症ケア専門士/米国NLP協会™認定 NLPプラクティショナー 2009年大学卒業後作業療法士として回復期病棟にてリハビリ業務に従事。 その後、大学院を経て2012年に株式会社メディカルエージェンシーを創業(取締役として参画)。PTOTSTの働き方・学び方メディア「POST」の編集長として従事し、医療・介護職のキャリアについて学びを深める。現在は、医療法人にて高齢者住宅の施設長、株式会社クリエイターズにて介護・障害福祉事業、NPO法人や社団法人、ヘルスケアベンチャー企業のアドバイザーとして広く携わり「医療介護系複業家」としての顔を持つ。 医療・介護職の複業を推奨し、法人だけでなく個人に対してのキャリア支援を精力的に行っている。オンラインサロン「メディカルキャリアカレッジ」主宰 ◎内容 「このまま、今の職場で働いていて良いのだろうか…」  傍からみれば、医療・介護業界は、「成長産業」であり、一見「花形業種」にもみられる。 「医療介護業界は、一生安泰だ。しかも、資格を持っているなんて、転職にも優位だろう」  「成長産業」「花形業種」「一生安泰」「有資格者」など、自身のキャリア上、かなり優位な立場にあるにもかかわらず、なぜ、あなたの今の職場や将来への不安が消えないのか。 「なたは、何ができる人なのか」  本書は、医療・介護職のための「キャリア・デザイン本」である。  キャリア・デザインの最初は、あなた自身が組織や社会に対して「何ができる人何か」ということを明確に意思表示しなくてはならないのだ。「成長産業」「花形業種」「一生安泰」「有資格者」など、何の根拠もない話に踊らされていけない。あなた自身が、自分と向き合い、自分の仕事、自分の人生をどのようなものにしたいのかを明確にしなければならない時が来たのだ。  私は、21歳で作業療法士となり、病院へ就職した。しかし、作業療法士という仕事が自分に合っているのかどうか分からなくなり、3年も経たずに退職した。次は、卒業した母校の専門学校の教員となった。  しかし、私は、そのまま作業療法士としてのキャリアを全うすることはなかった。2006年の診療報酬改定から、回復期リハビリ病棟が急増し始め、リハビリ職を大量採用する病院が増えてきた。そこで、私はふと思った。 「現場の仕事や指導をできる人間はこれからいくらでも出てくるが、医療介護業界でマネジメントの知識や経験がある人が求められるのではないだろうか」  私は、今までやっていた作業療法の勉強をやめて、マネジメントやリーダーシップを集中的に勉強し、30歳の時に個人事業として経営コンサルティングやセミナー講師をはじめ、34歳で独立起業した。 私は、作業療法士から経営コンサルタントに転身した。キャリアの節目、節目で「自分は何ができるのか」「自分は何をすべきなのか」を真剣に自問自答し、自分で意思決定してきた結果だ。誰もが私と同じようにキャリアの節目で自問自答することで「自分らしい仕事」や「自分らしい人生」を生きることができるということだ。 「このまま、今の職場で働いていて良いのだろうか…」  この答えは、本書にはない。しかし、あなた自身がこの答えを導くためのヒントは潤沢にちりばめられている。本書が「あなたらしい仕事」「あなたらしい人生」の一助になれば幸いだ。 ◎目次 はじめに Case1 木村 大輔@25歳 男性 理学療法士 第1章・介護業界のキャリアとこれからのキャリア・デザイン 1-1 なぜ、医療・介護業界でキャリア・デザインが必要になったか 1-1-1 すでに日本に“一生安泰”の業界は存在しない 1-1-2 そもそもキャリアとは何か 1-1-3 キャリアを築く3つの軸 1-1-4 3次元で自分のキャリアをとらえる 1-2 スキル・モチベーション・マーケットバリューをどう高めるか 1-2-1 スキル 1-2-2 モチベーション 1-2-3 マーケットバリュー 1-2-4 まずは、1万分の1のレアカードを目指す 1-3 年代別のキャリアデザイン 1-3-1 20代のキャリア・デザイン 1-3-2 30~35歳までのキャリア・デザイン 1-3-3 35~40歳までのキャリア・デザイン 1-3-4 40代以上のキャリア・デザイン 1-4 雇われる力(エンプロイヤビリティ)を高める 1-4-1 マーケティング思考を持つ 1-4-2 教育は投資という感覚を身につける 1-4-3 結果を出すことにこだわる 1-4-4 まとめ Case2 井上 梓@28歳 女性 看護師 第2章 キャリア・デザインの流れ 間違えないキャリアを歩むための基礎知識 2-1 キャリア・デザインの「自分ポートフォリオ」を整理する 2-2 キャリア・トランジッション 2-3 キャリア・ドリフト 2-4 キャリア・アンカー Case3 斎藤 守@28歳 男性 作業療法士 第3章 キャリア・デザインのフレームワーク 3-1 個人のキャリア形成に向けた“道しるべ” 3-1-1 キャリア・モデルの理解を深める 3-1-2 キャリア人生のすべては「己の理解」からはじまる 3-1-3 「能力」「価値観」を“色濃く”したキャリア選択が重要 3-2 キャリア・デザイン・ワーク 3-3 「仕事理解」はマーケットを理解することから 3-3-1 「マーケット」について 3-3-2 マーケットは常に変遷している 3-3-3 個人がキャリアでマーケットを選択するということ 3-4 「市場価値」と「コモディティ」の関係 Case4 佐々木 信二@30歳 男性 臨床工学技士 第4章 キャリア戦略 4-1 知っておきたい「キャリア実践戦略」の基礎 4-1-1 キャリア実践戦略を確かなものにする思考 4-1-2 これからキャリア実践戦略を立てる上でおススメする『3つ』のスキル 4-1-3 これからキャリア戦略を立てる上で押さえたい3つの働き方 4-1-4 これからのキャリア戦略を大予想-2020年以降の医療・介護職キャリアモデル 4-2 ポスト平成の医療・介護職人材に求められるキャリア実践戦略思考 4-2-1 PL型キャリア思考の脱却からファイナンス型キャリア思考への転換 4-2-2 掛け合わせキャリアという言葉の弊害-“質”を考える 4-2-3 医療・介護職はI型でもT型でもなくH型を目指すべき 4-2-4 これからのキャリア戦略の立て方まとめ-ベクトルキャリアモデルの提案 おわりに 「PTOTSTの夢企画」