MBAテキスト経営学入門

幸田 達郎

勁草書房 ・ 2023年8月

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経営戦略
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概要

【この本の内容】 組織経営では日常の体験や個人の動き、それを規制する制度などの理解が重要である。本書は実社会との関連を重視し、原理・原則や基本的に設定されたルールと、それらに制約されている人間的な側面、その両方を現実に即して総合的に理解することを目指した。大学で経営学を学んでいない人にもわかりやすい、教養としての経営学。 【目次】 はじめに 第1部 現代の経営組織が活動する前提 第01章 近代的組織経営の成立と発展──“豊かな社会と大量生産”の元で 【組織と経営のメカニズム】 基本編  1-1.利便性の追求と組織  1-2.便利な現代生活をもたらす大量生産  1-3.現代の企業制度と企業経営──自由主義市場と資本主義  1-4.会社経営の仕組みと構造  1-5.オープンシステムとしての企業  1-6.企業と企業をつなぐ流通  1-7.一回ごとの単発的な取引と恒常的な取引──系列取引  1-8.契約条件を制約する圧力としての仕事や商品の受渡──流通とバリューチェーン  1-9.バリューチェーンの構成要素としてのインプットとアウトプットとの関係 【時代の発展と現代生活】 背景や人間的側面編  1-10.便利な時代への人間生活の変化 第02章 売れる・売り込む・求められる──“考えて売る”ことの大切さ 【大量生産・大量販売、そしてマーケティング】 基本編  2-1.生産者側からみた大量生産・大量販売の利点  2-2.プロダクト・ライフサイクル  2-3.製品競争戦略  2-4.製品競争戦略のための道具──マーケティングの基本  2-5.製品ラインの展開とブランド展開  2-6.広告の仕組みと効果  2-7.企業購買のプロセス 【消費者心理と消費者との関係】 背景や人間的側面編  2-8.消費者の購買プロセス  2-9.消費者への心理的影響力の行使  2-10.消費者との新しい関係 第03章 モチベーションとは──人はなぜ馬車馬のように働くのか 【モチベーションの働きとその理論】 基本編  3-1.モチベーションと職務満足  3-2.モチベーションの理論  3-3.職務満足のもとになる動機づけ要因と衛生要因  3-4.X理論・Y理論  3-5.達成動機・親和動機・権力動機  3-6.欲求五段階説  3-7.目標設定理論  3-8.期待理論  3-9.外発的報酬が内的要因によるモチベーションを阻害する可能性  3-10.不公平さがモチベーションを阻害する可能性 【人事制度への応用と人間的側面】 背景や人間的側面編  3-11.日本企業における第二次世界大戦後の人事制度の変遷  3-12.年功序列と職能資格制度の導入  3-13.目標管理の導入  3-14.成果主義という考え方  3-15.評価の難しさ  3-16.モチベーションとリーダーシップ、そして働くこととは──本章のまとめ 第04章 リーダーシップと管理職の役割──理想のリーダーなどいない 【リーダーシップのメカニズム──理論的背景】 基本編  4-1.組織行動をみる視点としてのリーダーシップ理論  4-2.統計学の発展と大量データの処理  4-3.リーダーシップの特徴の2つの次元  4-4.リーダーシップについての様々な考え方  4-5.行動観察研究の結果判明したリーダーの全体的な役割 【リーダーの力の背景と統率の人間的側面】 背景や人間的側面編  4-6.リーダーシップの源泉となる力  4-7.権限移譲の厳しさと安心感 第2部 組織の管理と仕組み 第05章 採用から退職まで──それでも組織は動き続ける 【要員管理の基本的な考え方】 基本編  5-1.採用──人材採用の特徴と日本企業の一般的な強み  5-2.評価・昇進  5-3.配置  5-4.能力開発・キャリア  5-5.働き方の多様化と社外も視野にいれた再配置  5-6.労働組合  5-7.福利厚生 【組織による制約のなかで生きる】 背景や人間的側面編  5-8.適材適所の人員配置の難しさ  5-9.企業戦略や企業文化と人事制度  5-10.員数管理と退職  5-11.雇用調整 第06章 組織と生産──分業と調整 【部門ごとの業務とその連携】 基本編  6-1.組織と管理  6-2.プロフィット・センターとコスト・センター  6-3.基本的な組織形態  6-4.事業部制の組織形態  6-5.マトリックス型の組織形態  6-6.フラット組織  6-7.ネットワーク組織 【個々の努力の蓄積と業務の全体設計】 背景や人間的側面編  6-8.製造業の改善努力  6-9.生産体制の種類と工夫  6-10.単純な例で生産活動を考える 第07章 企業の方向を社員で共有する仕組み──企業文化 【企業文化の役割と理論】 基本編  7-1.企業文化の機能と役割  7-2.日本人論と日本経済の発展  7-3.地域特殊性から優良企業に共通する文化の探求へ  7-4.企業文化によるコンセンサス 【企業文化を高める仕組み】 背景や人間的側面編  7-5.文化を補強する仕組み  7-6.企業理念の影響  7-7.見えざる資産としての企業文化 第3部 経営組織の統合 第08章 経営とは何か?──お金の出入りと企業経営 【どこからお金を集めてどこに配分するのか】 基本編  8-1.会社が生み出す価値と存続する意味  8-2.企業と株主  8-3.企業活動の根本となる資金調達  8-4.投資の判断基準 【お金の側面からみた会社の仕組み】 背景や人間的側面編  8-5.会社はなぜ儲け続けなければならないのか?  8-6.会社が儲け続けているかどうかを示す方法  8-7.企業の内容と活動をお金の面から理解する方法  8-8.お金からみた会社の仕組み  8-9.基本的な出発点──事業を継続している会社の“今”を分類する  8-10.事業を継続している会社の“一定期間の活動”を測る  8-11.貸借対照表のバランスを維持する工夫──減価償却費  8-12.貸借対照表と損益計算書から分かること 第09章 戦略の考え方──なぜ戦略が必要か 【企業戦略を見る視点】 基本編  9-1.経営戦略とは何か?  9-2.戦略策定に関する視点  9-3.戦略形成に関する視点  9-4.ポジショニング・スクールに関連する視点  9-5.リソースベースト・ビューに関連する視点  9-6.その他の視点  9-7.経営戦略への2つの方向からの視点 【戦略立案から実施までの問題】 背景や人間的側面編  9-8.なぜ戦略を正しく実施することが難しいのか──構造的・心理的な理由 【BCGマトリックスから戦略立案の問題を考える】 戦略ツールの考え方編  9-9.淘汰されずに生き残るために基本的な法則を使う  9-10.プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント  9-11.BCGマトリックスは本当に使えるものなのか?  9-12.より詳細に自社事業を検討する道具 第10章 経営組織のガバナンス──企業は誰のものか? 【企業ガバナンスとは】 基本編  10-1.法人、そして会社と企業  10-2.会社は誰のものか  10-3.経営形態の推移と、経営の執行と監督の分離の必要性  10-4.経営者に対する内外からの規律づけ  10-5.企業の社会的責任 【新制度派経済学からの説明(1)】 背景や人間的側面編  10-6.新制度派経済学による所有権とプリンシパル・エージェントの問題  10-7.企業の所有権についての理論的説明  10-8.監視のコスト 第11章 組織と企業境界──事業拡張の論理 【Make or Buyの基本原理とメカニズム】 基本編  11-1.会社組織の仕事と組織階層  11-2.企業の事業拡張  11-3.事業拡張の方向  11-4.事業の多角化  11-5.M&Aとコングロマリット 【新制度派経済学からの説明(2)】 背景や人間的側面編  11-6.新制度派経済学による取引費用の問題  11-7.取引問題を別の視点から考える  11-8.組織内部の取引費用  11-9.ICTの発展等による市場での取引費用の低下 第4部 経営組織の変貌 第12章 イノベーションと組織変革──“変わる必要”と“変わり方” 【組織変革の必要性とメカニズム】 基本編  12-1.イノベーションと組織変革  12-2.オペレーション志向とプロダクト志向  12-3.製品イノベーション  12-4.組織変革──組織そのものを変える 【組織変革の人間的側面】 背景や人間的側面編  12-5.変革の問題を乗り越える条件  12-6.信頼と説得  12-7.変革を推進するリーダーシップ 第13章 国際展開とその問題──グローバル化のなかで 【国際展開のメカニズム】 基本編  13-1.グローバル化する社会と企業の国際化  13-2.多国籍企業  13-3.地域統括本部制  13-4.国によって人材には特徴がある 【日本企業の国際展開の問題と課題】 背景や人間的側面編  13-5.日本企業の国際展開の実際  13-6.国際化がもたらす取引関係の変化 第5部 経営組織の今後 第14章 変貌する社会とICT化による組織とコミュニケーションの変化 【社会の変化と組織の対応】 基本編  14-1.今後、予測される社会の変化  14-2.破壊的変化への対応 【非運多数死時代の組織運営】 背景や人間的側面編  14-3.組織のネットワーク化  14-4.臨時編成のプロジェクト  14-5.拡散と統合のマネジメント  14-6.デジタル化の中での関係の変化 索引